前回からまだまた時間があいてしまいましたが💦

遅ればせながら6月2日(日)のレポートお届けします!決してサボっていたわけではないんです(>_<) PCの不具合で・・と言い訳させて下さい。

 

この日はあいあく雨天・・

雨のため軒下で待機するお客様

 

天気予報では夕方4時頃には上がるとのことでした。しかし!

開演時間の午後6時が迫っているにもかかわらず雨が止まず、もう心拍数は上がりまくりでした。

このまま雨が止まなかったらどうしよう・・

何よりこの雨の中、傘をさして長蛇の列を作っておられるお客様に申し訳がたちません。

開演時間が近づき、少し小降りになったタイミングで能楽師が雑巾をもって雨に濡れた座席をふきに会場をまわってゆきます。

そしてなんと開演2分前に奇跡的に雨が止んだのです!

あああ神様ありがとうございます!としか言いようありませんでした。

こうやって何とか無事に幕を開けることが出来たのです

(実際には幕はありません、たとえです💦)

 

2日もスタートは好評のナビ狂言からです(^^)

この日は観客席から現れるというサービス精神を発揮します(笑)

ナビ狂言 茂山逸平・鈴木 実

 

 

そして初番はお約束の「源氏物語」にちなんだ《須磨源氏》

前シテ 浦部幸裕
後シテ 河村晴道

 

続きまして初日とは違う描かれ方の六条御息所を主人公とした《野宮》

シテ 青木道喜

狂言は『源氏物語』の車争いの段をパロディにした《ひめあらそい》

シテ 茂山千之丞 太郎冠者 井口竜也

 

そして最後を飾るクライマックスは金剛流《土蜘蛛》

前シテ 廣田泰能

金剛流《土蜘蛛》

終演があと数分というところで何やら小雨が・・またまた一瞬心がざわついたのですが、そこはお客様のほうが慣れたもので何事もなくしっかり最後まで見届けて舞台を支えて下さいました!

本当にこの日のお客様にも声を大にして御礼を言いたい今日このごろ・・

「ありがとうございました!また来年もお忘れなく是非いらして下さい!!」

こうして心臓に悪い令和6年の京都薪能は何とか最後まで終えることが出来たのでした・・

終演に近付いた頃の平安神宮・応天門